\ ダブルキウイのエディブルストーリー/ 2023

春の気配の感じる2週間前の土曜日にいつものマーケットへ行った。

今週のお買い得商品は「ダブルキウイ」ということでふたつ購入した。

「さて、どういけようかな？」と考え,手の中にあるキウイを見ているとなんだか胎児のように見えてきて私の聖域ことキッチンにある蚤の市で買った聖水盤に飾ることにした。

それからまだ何か生み出せるだろうか？とカットした断面をいかす方法でもうひとつアレンジメントを作った。

作品を作りながらふと自分のいけばなにピッタリな作品が家にあることを思い出した。この銅版画は中井宏美さんの作品で、随分昔に購入したものだということは覚えていた。これを期に調べてみると2004年に名古屋市美術館で行われていた日本の木版画100年展記念のチャリティーグッズとして販売されいたものを購入したらしい。

ほぼ20年前に購入したと文字で見るとギョッとするが、棚の中で大事にしまわれていたものをちゃんと壁にかざり、自分の作品と合わせられるという形で見てみると、絵は飾ってあげることが大事にしていることなんだなと改めて思った。